003「起業という決断1 〜就職してから起業するのか、学生時代に起業するのか〜」

2008年03月18日

時間的にも少し余裕ができたので、2日連続で書いてみたいと思います。
といっても、今日も夕方から明日まで出張に出かけます。
別の法人を設立するためのミーティングに泊まりがけでの参加です。

創業5年目を迎え、ようやくこういう事に時間を使えるようになってきました。
自分が現場にいなくても、事業が動くようになってきた手応えでもあります。
嬉しいようで、現場で活躍できないので、すこし寂しくもありますが、健全な成長だと思って喜んでいます。

前回は、就職活動を辞めることを視野に入れ始めた頃までを書きました。
悩み、迷った末、どうして起業を選んだのか、その瞬間は何だったのか。
その当たりの心境について、今回は触れてみたいと思います。

起業するにしろ、就職するにしろ、大学生にとっては、社会に出る瞬間といえます。
社会に出る方法に決まりはありません。
今の日本では、大半の大学生は、就職して、所謂サラリーマンになる道を選ぶことが多いと思います。
自分にはどうしてもその道が選べなかったのは確かです。
でも、起業するにしてもビジネスアイディアなんて全くありません。
旨くやっていけるかどうかもわかりません。
決断するには、迷い、時間もかかりました。

当時、直感と勢いだけで決断する勇気がなかったので、
判断材料にした要素がいくつかありました。


(1)学生時代に起業するか、社会経験をしてから起業するか 就職活動の傍ら、起業家が話をしてくれる起業セミナーにいろいろと申し込んでいました。
(学生だと無料で参加できる場合が多いです)
そこで、起業話を聞くと、やはり自分はこういう人たちと考え方が近いかもしれないと思うようになりました。
会社説明会で聞く先輩社員の考え方より、問題解決の発想が遙かに自分とそっくりだと思ったのです。
当時、OB訪問する先輩を捜したりしましたが、今となってみたら自分のOB訪問は、
会社の先輩たちではなく、起業した社長さんたちだったのかもしれません。

必ずと言っていいほど、起業家の社長さんたちに質問していたことがありました。

「社会人経験をしてから起業をした方が良いですか?
 それとも、学生時代から起業をした方がよいですか?」



答えは必ず決まっていました。
皆さんが社長だったらなんと答えますか?

サラリーマンを辞めて起業した社長さんは、
「そりゃあ当然、社会人経験がないと会社なんて創れないよ」とおっしゃいました。
今の自分があるのは、人脈も事業の手法も全部、会社に入ってから手に入れたものであると、
皆が口をそろえました。

ところが、学生時代に起業した社長さんは、
「会社を作りたいという気持ちがあるなら、いま始めた方がいい。できるだけ早いほうが言い」と。
組織のナンバー・ワンを務めたい人がナンバー・ツー以下をどんなに経験してもそれは経験にならない。
それより、早くナンバー・ワンを経験して、どんどん失敗して、社長としての腕を上げた方がよいと、
口をそろえました。


この時、気がつきました。


人生の選択肢に「正解」はないんだ。
お話を聞いた社長さんたちは皆、自分の選択が正しかったと表現しているのです。
自分で選んだ道を「正解」にすることが人生なんだ

と、心に決めた瞬間でした。

どんなに回り道でもゴールにたどり着くことができます。
もしかしたら、回り道のおかげで思わぬ出会いや発見があるかもしれません。

正解は何か、と思案に暮れるのではなく、まず一歩進んでみようと思えたひとつの経験です。



今回はここまで。
次回をお楽しみに♪


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※この記事は、2008年3月11日に情報通信ベンチャー支援センターのブログに寄稿したものです。
→【情報通信ベンチャー支援センターブログ該当記事へ】
posted by 虎岩雅明 at 09:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ほんきの起業論
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