晴れ渡り、今日もとても良いお天気ですね。
室内にいるのがもったいない限りです。
さてさて、資本金0円でスタートしたTRYWARPは一体どうなっていったのか…。
銀行口座は作ったものの当時のTRYWARPには1円もお金がありませんでした。
2003年6月に法人設立を目的として、学生サークル「トライワープ」を設立しました。
このときはまだ、カタカナ表記のトライワーププロジェクトでした。
2003年10月には、「NPO法人TRYWARP」として千葉県に申請が受理され、
2004年1月に正式に千葉県認証のNPO法人として登記が完了しました。
2003年8月くらいから、設立準備や、教室開催のための段取り、アンケートの集計など、
様々な事務作業が増えてきました。
今思えば、私のアパートに集まって夜中まで皆で作業したのがとても懐かしいです。
何でそんなに、作業に時間かけていたんだろうというのも今からしてみれば不思議な話です。
そうこうしているうちに、自宅兼オフィスではなくてきちんとオフィスをもとうと言う話になりました。
しかし、資本金は0円です。
テナントを借りる余裕なんてありません。
余裕どころか、現金がないのですから…(汗)
そこで、毎週開催していた定例会にて、事務所をタダでかりるプロジェクトを発足させました。
私は大学院生で、メンバーも大学生ですから、考えつく発想は安易でした。
空いている物件は、年度が変わる4月まで、借り手がつく可能性が非常に低いと言うことを考慮して、
4月になるまでの間、どうにかタイアップという形で無料で借りられるよう不動産屋さんと交渉しようという計画でした。
地域性の高い活動をしている大学生とコラボレーションしていますとアピールできることは、
不動産にとっても必ず価値の高いことだと説得しようと思っていました。
この計画、どうなったと思いますか?
実は、このプロジェクト、1日で終わりを迎えたのです。
不動産屋さんに大学生が直接交渉に行ったのでは、上手くないと考え、直接不動産屋さんには行きませんでした。
考えついたのは、商店街の会長さんに不動産屋さんを紹介してもらおうということです。
紹介さえあれば、話だけはちゃんと聞いてくれるはずだと思い、まずは商店街の会長さんと知り合うことが急務でした。
知り合いの知り合いを訪ねて、商店街の会長さんのお知り合いを捜しました。
そうしたら、知り合いの知り合いには、会長さんを知っているという方が何人か現れました。
そこで、その方にお願いをして、当時、ゆりの木商店街の会長をなさっていた海保眞さんを紹介していただきました。
直接、海保さんに連絡をしたら、快くお会いしてくれるとのことで、さっそくお会いできることになったのです。
渋谷「壁の穴」西千葉店で待ち合わせ。
美味しいパスタやさんです。
そのときの光景は、今でもよく覚えています。
当時、副代表理事をしていた内野君と二人で会いに行きました。
たしか、うっちーこと内野君が海保さんに、
人の話を聞くときは机に肘をつかないようにと指導されたことも記憶に新しいです。(笑)
お会いしたその日に、これこれこういう理由で、不動産屋さんを紹介したいと海保さんにお話ししました。
パソコンを教えることを通して地域を活性化させたいと、必死で伝えました。
海保さんのお答えは、どんなものだったと思いますか?
それはそれはとても喜んでくれました。
お店のマスターのことも紹介してくれました。
そして、肝心の答えは…
不動産屋さんを紹介するわけにはいかない。
不動産屋さんは、不動産物件を仲介して生計を立てているのだから、
それを無料で譲って欲しいというのは、私からお願いするわけにはいかない。
とはっきり断られてしまいました。
それはそうですよね。
そんなうまい話があるわけがありません。
ところが、その次の言葉で海保さんは、
「だから、私のところを使ってみなさい。」
そうおっしゃったのです。
実は、海保さんは美容室を何店舗も経営しておられて、その1店舗を改装して、
デイサービスという通所介護の施設に生まれ変わらせると言うのです。
そのときに、そのデイサービスの2階をTRYWARPのオフィスとして提供してくださるというのです。
しかも無料で。
びっくりしました。
2階にあがるには、そのデイサービスサロンを通らないと2階に行くことができません。
1階のデイサービスに通うおばあちゃんと大学生が挨拶をするきっかけになるのです。
この交流は、若者にも、おばあちゃん方にとってもとても良いものになりました。
海保さんのお考えは、すごいなあとお話しするたびに思います。
このとき2003年8月。
わずか1日で終わったプロジェクトでした(笑)
家賃には地域通貨ピーナッツを使いました。
この話はまた今度します。
そして、事務所のイスやパソコン、机、コピー機などどうやって整備していったのか次回に触れたいと思います。
→当時のゆりの木商店会の会長・海保眞さんのブログはこちら
--
※この記事は、2008年5月27日に情報通信ベンチャー支援センターのブログに寄稿したものです。
→【情報通信ベンチャー支援センターブログ該当記事へ】
013「事務所をタダで手に入れるぞプロジェクト」
2008年05月27日
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起業する・・・という気持ちはありませんが(笑)とてもわかりやすく勉強になります。
13日から首を長くして更新を待っていました。(笑)
話には何度かお聞きしていましたが、こうしてじっくり読むことができて嬉しいです。
先生たちが大変苦労して、今日を築き上げたことが分かりました。
知り合いの知り合い、海保さんに出会えたことは
大変良かったですね。
お蔭様で、私もパソコン教室に通うことが出来ました。
私は、地域の青少年育成委員をしていますが、
人と人との繋がり、地域との繋がりはとても大事なことと感じています。
次回のメールを楽しみにしています。
ときどき涙があふれてきて、ほのぼのした気持ちさせてもらっています。感謝です。
私、小さな宿を家族で経営しているのですが
もしよろしければ、若い方の起業支援のような
勉強会の講師をお願いしたいのですが、、
お待たせしていてすみませんでした!
いつも読んで下さっているのですね。
コメントありがとうございます。
なかなか、書く時間がとれないので、励みになります。
>後藤和子さん
いつもありがとうございます。
今までなんとかTRYWARPを続けて来られたのは、いろいろな方との出会いや繋がりのお陰です。
これからも大事なことを忘れないよう一歩ずつ着実に歩んでいきたいと思います。
>Keiさん
初めまして。でしょうか?
時々ご覧頂いているようでありがとうございます。
経営をしていてすごく楽しいこともあれば、無性に不安になるときもあればで、一つ一つを乗り越えながら日々を歩んでいます。
勉強会についてのご依頼をありがとうございます。
要件のまとまったものがあれば、検討したいと思いますので、mail@trywarp.com 宛てにお送り頂けますでしょうか?
今日(5/28)、偶然、このサイトに迷い込みました。
コメントせずにはいられない衝動にかられ、、、
貴重な体験談を読ませて頂き、心躍が震えています。
これからも読ませて頂きたいと思います。
私は社会人として多くの時間を費やし、最近このままで
良いのだろうかと、悩み、苦しんでいます。
設計者として、サラリーマンとして、何をやりたいのか?何ができるのか?このままでいいのか?
転職も経験しており、前の会社では課長代理クラスだったのですが、今では一担当として活躍することもなく「戦力外通告」も受けています。
今までの浅はかな経験から、組織風土や体質という見えない存在を実際に知ることができ、自分なりに今の逆境を将来の糧になると信じています。
私も地域活動に着目した活動が重要と思い、さまざまな人脈形成を始めています。その根底には信頼関係の構築があります。
これからも楽しみにしています。 by.北の大地より
こっちもHの教えを胸に毎日、全開でやってます。